The 10 Best Albums of 2014 So Far
10. Cloud Nothings / Here & Nowhere Else
日本人にも聞き馴染み深いオルタナ~ハードコアの轟音にはやはり抗い難いです。先日のライブでも耳が潰れそうでした。
9. 銀杏BOYZ / 光の中に立っていてね
愛してるってノイバウテン
8. シャムキャッツ/ After Hours
以前までは味の無いガムみたいだとしか思ってませんでしたが(失礼!)、今作での堂に入った作りは名盤の風格すらも漂わせてます。
7. Metronomy / Love Letter
ダンサブルなビートとアンビエントなトラックという反する要素が違和感なく混ざり、そこに憂いを帯びたヴォーカルが乗る。こういうメランコリーな雰囲気は洋楽では極めて珍しいかも。
6. 失敗しない生き方 / 常夜灯
シャラクサ~いバンド名&風貌でも、突き抜ければ逆に心地よく機能するしてしまう。ベッドタウンを唄うポップソングは時にメロウに、時にアヴァンギャルドに。
5. 3776 / NAMA-0006, NAMA-0007
ついにローファイギターサウンドで歌うアイドルが出てきたか!というのが第一印象。 XTC~Pavementの捻くれたポップネスにノスタルジアを纏ったトラックはとても歪だ。
4. Ben Frost / A U R O R A
暗黒魔術の儀式がmogwaiのポストロック/シューゲイズ的なギターと共に来襲する感じ。怪奇の極北。
3. For Tracy Hyde / In Fear Of Love e.p
勇ましさすら感じるオープナー曲から、「ああ君を取り巻くすべてが杞憂でありますように」と願って終わる全4曲。新加入したラブリーサマーちゃんのVo.もカッチリとハマった完璧なフィジカル・デビュー作。
2. Jintana & Emeralds / Destiny
2014年にこの時代錯誤なPVよ!某所で書かれてた「あらかじめ苦痛や苦悩などなかったような、幸せのみを追求したような音楽」とは言い得て妙。極上の南国チルアウトミュージック。
1. patten / ESTOILE NAIANT
静寂なパートが続くと思いきや突如グリッチやダブの手法を用いて凶暴さを剥きだしたり、まるで無意識下での意識の移ろいを最新型のIDMで鳴らしたよう。しかしあくまでも理知的にまとめられているのが末恐ろしく圧倒されてしまう。Aphex Twinも引き合いに出されるほどの狂気。
まとめ
個人的にはこの上半期だけで、ここ2、3年分くらいの密度がありました。特に上位4枚は同率1位と言ってもいいくらいに。昔はナンバーガールやスーパーカー等の所謂98年世代をリアルタイムで拝めることができずに悔しがってた日々でしたが、今は今でおもしろい時代なのかな、とも思い始めてきました。
次点はOtto A. Totland、Sun Araw、may.e、Hauschka、mulllr等。
下半期にも期待しています。