赤い公園
この名前を初めて見かけたのは去年1月、Vampilliaの自主企画でした。
ロッキンオンジャパンによく載ってそうな名前でも高円寺界隈の出オチみたいな名前でもない奇異なバンド名がなんとなく、頭に残ってました。
神聖かまってちゃんを早い段階で自主企画に呼んでたVampilliaのことなので、なおのこと期待してました。
で、長い御託はメンドイので以下本題
●をるたな?折る棚?●
タワレコとかで赤い公園の紹介文に"ポップとオルタナを共存"とか書いてるのをよく見るんですが、全然腑に落ちないです。
えー これポップってどんだけ耳肥えてるんだよー。ていうかこの紹介文ねごとの使い回しでしょー。
一番解せないのがオルタナって部分です。むしろ、オルタナ以前の音楽性を感じずにいられなかったからです。
別にギターサウンドがひしゃげてもないし、ヘロヘロでもないと思うんですけどね。
自主制作盤「ブレーメンとあるく」を聴いた感想はポストパンク、特にPublic Image Ltdの1stが頭に浮かびました。(これは的外れな気もするけど・・・)
とにかく、赤い公園はオルタナではないと声を大にして言いたいです。そのためにブログ始めたようなもんですから。
●ロックはオワコンか●
MARQUEE誌の赤い公園インタビューを読んで目についたのは、Gt女史(作曲担当)がドビュッシーを聞いてきた音楽に挙げてたことです。
これを見て思い出したのは、神聖かまってちゃん・の子がラジオに出た際同じくドビュッシーの名前を出したこと。
他にも両者ともポップス(松任谷由実、中島みゆき)が共通してました。
つまり、ロックバンドをやるのにはロック以外を聞け!ってことかもしれません。
●ウレロ☆赤い公園●
ライブ後に物販にいるメンバーの人とっ捕まえて100万枚売れろとか、バカ売れしてアジカンの横っ面ぶっ叩けとかコミュ障の分際で酒の力を借りて言いたいこと言ってきた僕ですが、正直売れるとはびた一文も思ってないです。ていうかこれ売れたら日本始まりすぎだろ。
メンバーの顔を見せなかったりネットに音源ばら撒かない売り方も、ロキノン層にウケないと判断して趣向を変えた結果だと勝手に思ってます。というよりこれロキノン系ではないっすね。でしょ、EMI新人発掘の加茂さん?
まぁ安易に消費されるよりはマシだろうけど、むしろこのバンドに関してはそんな心配ないからバンバン派手にタイアップとかやってほしいとも思ったり。
もう一個厳しいこと言うとこのバンドの魅力の一つは一曲の中での展開の多さですが、多分2nd辺りでネタ切すると予想します。
そこから落ちぶれるか方向転換するか。すごく興味があります。
取りあえず「フルアルバム」で1枚、これぞ名盤!ってのをつくってね。
最近そういうバンド少ないんで。
とにかく、赤い公園は神聖かまってちゃん以降のバンド代表だと思ってます。
解散しない程度に売れてね
- アーティスト: 赤い公園
- 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
- 発売日: 2012/02/15
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